生態系を田んぼから学ぶ 5年生、生物採取し環境調査 東松島・鳴瀬桜華小
東松島市や県、鳴瀬土地改良区、河南矢本土地改良区などでつくる「東松島地区管理体制整備推進協議会」は27日、市鳴瀬桜華小(児童258人)近くの田んぼで、学校周辺に生息する生き物の種類や外来生物が増えることの危険性などを学ぶ「田んぼの学校」を開いた。
5年生45人が参加。県東部地方振興事務所や土地改良区の職員らが指導し、水田脇の用水路で生き物を採取した。
児童らは網を使ってメダカ、ドジョウ、アマガエルのほか、外来種のアメリカザリガニなどを捕獲。捕まえると、うれしそうにバケツに入れていた。
採取後は県職員らが「アメリカザリガニは田んぼのあぜに穴を開けてしまう」などと外来生物による被害を説明した。
鳴瀬桜華小の内和弥花さん(10)は「ザリガニがたくさんいて驚いた。これ以上生態系を壊さないように、自分ができることを考えたい」と話した。
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