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女川原発2号機、30年超運転へ申請 劣化対応など計画策定 東北電

 東北電力は27日、2025年7月に運転開始30年を迎える女川原発2号機(女川町、石巻市)について、30年超の運転に必要な「長期施設管理計画」の認可を原子力規制委員会に申請した。25年6月の新制度導入に伴う手続きで、同社の原発では初めての申請となる。

 東京電力福島第1原発事故を受け、原発の運転期間は原則40年、最長60年となったが、60年超の運転も可能になる新制度導入に伴い、30年を超える際の規制も強化された。運転開始30年以降は10年ごとに、施設の劣化状況の確認や対応をまとめた長期施設管理計画を策定し、規制委の認可を受ける必要がある。

 女川2号機は25年7月28日に運転開始30年を迎える。申請した長期施設管理計画の期間は35年7月27日までの10年間。設備や建物の劣化に対応する管理計画や、製造中止になる部品への対応などを記載した。

 新制度は電力の安定供給と脱炭素社会実現の両立を目指す「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」に基づく。原発の運転期間は原則40年、最長60年を基本としつつ、安全審査などによる停止期間を算入しないことで60年超の運転が可能になる。

 女川2号機は今年9月の再稼働を目指している。

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