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非行と特殊詐欺防止、呼びかける 河北署キャンペーン 飯野川中生と連携

来店客に啓発グッズなどを手渡す飯中アルカスのメンバー(右)

 河北署は、石巻市飯野川中(生徒72人)の生徒会執行部で組織する健全育成ボランティア「飯中アルカス」と連携し、非行と特殊詐欺防止のキャンペーンを同市成田のウジエスーパー飯野川店で実施した。

 飯中アルカスのメンバー6人や河北地区少年補導員ら計約20人が参加。同署のオリジナルヒーロー「通信指令戦隊110(イイレー)」も駆け付けた。

 参加者は県内の非行の状況や、犯罪被害から身を守るためのキーワード「いかのおすし一人前」が書かれたチラシや冊子などの50セットを来店者らに配布した。アルカスのメンバーは「非行防止活動をしています。ご協力よろしくお願いします」などの声がけも行った。

 1年生の後期から活動する3年の阿部莉音菜生徒会長(15)は「地域の人だけでなく、学校の友達にも非行防止を呼びかけていきたい」と意気込んだ。自身の対策については「知らない携帯番号やメールには注意し、応答しない」と話した。

 キャンペーンは6月20日に実施した。同署の高橋洋平生活安全課長は「少年の補導件数は県内全体で増加傾向にある。少年非行が1件でも減るように活動していく」と話した。

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