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壁画アート、ブルーインパルス描く ファン集う聖地に 奥松島クラブハウス

ブルーインパルスの機体などが描かれたコンテナ

 東松島市野蒜の観光商業施設「奥松島クラブハウス」の一角に、航空自衛隊松島基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」を描いた壁画アートがお目見えし、6月30日に現地で記念イベントが開かれた。関係者は「ブルーインパルスファンが集うスポットにしたい」と話している。

 長さ約6メートル、幅約2.5メートル、高さ約2.6メートルの倉庫コンテナ二つの側面に、仙台市のアーティスト中川和寿さん(41)が下絵を描き、高校生のボランティアらが色を塗った。空や海の青色を基調に、ブルーやF2戦闘機といった基地の所属機をあしらった。ブルーのパイロットも足を運び、サインを書き入れた。

 この日はTシャツや皿にペイントするアートワークショップが現地であり、講師を務めた中川さんは壁画アートについて「ブルーの他にも奥松島の自然や、自分がよく作品のモチーフにしているクジラも描いた」と解説した。

 今後、上空を飛行するパイロットに向けた激励メッセージをコンテナの屋根に描く予定で、中川さんのイラストTシャツの販売収益を事業費に充てる。

 施設マネージャーの門脇善行さん(42)は「壁画アートをアピールし、全国から東松島を訪れるブルーファンの聖地にしたい」と語った。

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