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少年の主張・東松島市大会 市内中学校3校から各3人参加 最優秀に矢本一3年小池さん

最優秀賞に選ばれた小池さん

 中学生を対象とした本年度の「少年の主張」東松島市大会が9日、市コミュニティセンターであり、最優秀賞に矢本一3年小池真奈瀬さん(14)、優秀賞に鳴瀬未来3年庄司苺咲(みさき)さん(14)が選ばれた。優良賞の矢本二3年斎藤有那さん(14)を加えた3人は石巻地区大会に進む。

 小池さんは「正しさよりもやさしさを」と題して「人はなぜ争うのか」というテーマに挑んだ。長崎原爆忌を挙げ「世界中の人々は二度と悲劇を起こすまいと誓った」のに「世界で戦争が繰り返されている」と指摘。学校生活の中での「自分と異なる意見は間違ったもの」と見なす傾向を指摘し「解決の鍵は、優しさにある」と訴えた。

 小池さんは受賞後「地区大会に向け、弁論に磨きをかけたい」と語った。

 庄司さんの演題は「たった一瞬で、一言で、行動で」。いじめを受ける中で、親友や先生に相談して解決に進んだ経験を披露し「言葉は使い方を間違えれば相手を傷付ける刃物になると同時に、慰めたり救ったりすることもできる」と強調した。

 市内中学校3校から各3人が参加した。石巻地区大会は9月3日、東松島市コミュニティセンターである。

 ほかの優良賞は次の通り(敬称略、いずれも3年)。内海夏姫、尾形柑南(矢本一)、鈴木遼平、安部颯太(矢本二)、青木晴人、阿部柚希(鳴瀬未来)

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