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たゆまぬ努力、成果発揮 石巻・飯野川ダブルツリーズ、県スポ少軟式野球交流大会3位に

第46回県スポーツ少年団軟式野球交流大会で3位に輝いた選手たち=6月22日、利府町中央公園野球場、飯野川ダブルツリーズ親の会提供

 石巻市の野球スポーツ少年団「飯野川ダブルツリーズ」が、4~6月にかけて県内各地で開催された「河北新報旗争奪第46回県スポーツ少年団軟式野球交流大会」で3位に入った。6年生4人を主軸にした14人の少数精鋭チーム。健闘の裏には選手たちのたゆまぬ努力と、監督らの選手を思う熱い指導があった。

 交流大会ではいずれも6年生の武山煌生捕手(12)=飯野川小=と、雁部朔投手(11)=蛇田小=らが活躍。春の県大会優勝チームや、ほとんどが6年生で構成されたチームを相手にベスト4まで勝ち進んだ。武山捕手は「どんな状況でも全員が諦めなかったからこそ、勝つことができた」と大会を振り返った。全試合で先発し、2本の本塁打を放った雁部投手は「バッテリーを組んで約2年半がたち、とても調子が良かった。厳しいバッティング練習の成果も発揮できた」と話した。

 団員は市内の小学校などの、1~6年生の男女で構成。火、木曜の放課後、飯野川小で約3時間半、キャッチボールやバッティングなどに励む。「もう1本お願いします」とボールが捕れるまで、泥だらけになりながら何度もノックを受ける。

 小野寺桐也遊撃手(11)=飯野川小6年=は「一つの失点で調子が崩れることがある。守備を固め、ミスを減らす必要がある」とチームの課題を分析する。

 娘が卒団生で10年以上チームを指導する木村圭監督(49)は「毎試合活躍する子が違い、チームの成長を感じる。わが子ではないからこそ、平等な目線で指導できる」と語る。

 2012年に誕生したチームは、長年、野球経験のある保護者らが指導者となって育ててきた。武山捕手の父親でコーチの隼人さん(38)は「子どもたちには野球を通して、あいさつなどの礼儀を身に付けてほしい」と話す。

 入団希望などの連絡先は飯野川ダブルツリーズ親の会の小野寺会長090(4630)8940。

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