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石巻北高飯野川校、全国へ 定時制通信制体育大会 3競技に6人出場

 東京都や神奈川県で7、8月に行われる全国高校定時制通信制体育大会に、石巻北高飯野川校の卓球、バドミントン、陸上各部から6人が県代表として出場する。各部とも限られた練習時間の中で、集中して練習に励み全国大会への切符を勝ち取った。大会を前に選手たちの意気込みを聞いた。

陸 上

全国での活躍を誓う(左から)舘山選手、白戸選手、安藤選手

<自己記録更新、全力尽くす>

 男子砲丸投げで1年生ながら出場を決めたのは、白戸夢希斗(ゆきと)選手。「初めての全国大会なので、緊張せず自分の力を出したい。自己ベストの9メートル超えを目指す」と声を弾ませる。

 女子砲丸投げの舘山茉奈選手(3年)は今年4月に競技を始めた。他校の選手に投げ方を教わるなど、積極的に競技に向き合った。「目標の7メートルを目指して、できるだけ遠くに投げたい」と語る。

 女子100メートル障害に出場する3年の安藤夢華(ゆめか)選手も、4月に競技を始めたばかり。部活以外にも自宅でトレーニングをするなど、努力を重ねた。「練習の成果を全力で発揮したい」と張り切っている。

 陸上部からはこのほかに1人が女子走り幅跳びに出場する。陸上競技は8月13~15日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われる。

バドミントン

県大会2位で代表に選ばれた渡辺選手

<集大成、悔いなきプレーを>

 男子シングルスに出場する渡辺翼選手(3年)は、全国大会出場を目標に掲げ、1年から競技をスタート。毎日の部活以外にも市内の体育館で練習を重ね、県大会では持ち前のフットワークを生かし以前敗れた相手に勝利するなどして、2位に輝いた。

 本番では「出るからには1勝はしたい。3年間の集大成として悔いなくプレーできれば」と気を引き締める。

 顧問の杤本(とちもと)孝之教諭は「毎日必死に重ねた努力が実った。初めての全国大会で、格上相手にどれだけ通用するのか楽しみ」と期待を寄せる。

 バドミントン競技は29日~8月1日、神奈川県小田原市の市総合文化体育館で開催される。

卓 球

全国大会に向け練習に励む今野選手

<ラリー続けて強打を狙う>

 1年の今野瑠愛(るあ)選手が女子シングルスに出場する。中学1年から競技を始め、現在は週3日の練習に汗を流す。少ない練習機会でも集中して取り組み、県大会の代表決定リーグで1位になり、全国大会出場を勝ち取った。

 今野選手は「諦めず、1球1球真剣にプレーしたい。ラリーを続けることを意識して、得意のバックハンドの強打を使って勝ちたい」と腕を鳴らす。

 顧問の石垣耕希教諭は「チームに初心者が多い中、チームメートに教えたりするなど、皆で上達しようと努力している。とても意欲的で一生懸命」と評価する。

 卓球競技は23~25日、東京都の駒沢オリンピック公園屋内球技場で開かれる。

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