「協同的な学び」、充実を図ろう 大塩小で教員向け研修会 東松島市教委
東松島市教委は子どもたちが互いに聞き合い教え合う「協同的な学び」を推進している。この学習の充実を図ろうと、教員に向けた研修会が6月27日、大塩小(児童88人)であった。小中学校の教職員45人が参加し、6年生の国語の授業風景を観察した。
授業のテーマは登場人物の心情や関係性の理解。児童たちはグループごとに話し合った。
児童は大勢の教員に囲まれやや緊張気味だったが、授業の進行につれ活発に挙手や意見交換をした。級友の意見に「よく分からない」「そういうことだったんだ」と反応し、理解を深めた。千葉穂乃花さん(12)は「最初は緊張したけど、みんなと深く話し合えて良かった」と話した。
教職員の参加者はテーブルごとの発話をメモしたり、児童の表情を観察したりして、子どもたちの互いに学び合う姿勢をくみ取った。矢本西小5年を担当する武山成美教諭(34)は「児童の関係性がしっかりつくられていると感じた。一人一人に役割があるクラスづくりの参考になった」と述べた。
協同的な学びは魅力ある学校づくりの一環で2022年から進める。本年度の教員研修会は今回が初めて。
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