おにぎり大使を激励 3市町中学生32人、豪州に派遣 石巻広域行政事務組合
石巻地方の中学生がオーストラリアで日本文化を伝え現地の生活を体験する「おにぎり大使派遣団」の壮行会が13日、石巻市重吉町の石巻広域クリーンセンターであった。
事業主体の石巻地区広域行政事務組合理事長・斎藤正美石巻市長は「臆することなく大使としての使命を果たしてきてほしい」と激励した。団員を代表し、東松島市鳴瀬未来中3年の成沢秀仁さん(14)が「団員で協力し合い、精いっぱい頑張りたい」と決意を述べた。
派遣団は2市1町の3年生32人と引率者6人で構成。24~30日までの7日間で、現地の学校やホームステイ先でおにぎりを作って振る舞うほか、折り紙やけん玉などの日本の遊びを通じて交流する。
派遣団にはおにぎりの材料として、いしのまき農協から米30キロ、県漁協石巻総合支所からノリ50帖(じょう)が提供された。
海外派遣事業は国際的な人材の育成を目的に1991年に開始。延べ858人を派遣した。
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