県道女川牡鹿線・大谷川浜小積浜道路、整備 トンネル0.8キロ、工事の安全祈願
石巻市の牡鹿半島で東西を結ぶ県道女川牡鹿線の大谷川浜小積浜道路(延長1.8キロ)整備で、トンネル区間(延長0.8キロ)の工事安全祈願祭が17日、掘削起点側の大谷川浜地区であった。
道路は半島西側を通る県道石巻鮎川線と東側の女川牡鹿線をつなぐ。一部は2023年度に工事着手し、トンネルを含む全体の利用開始は27年3月を目指す。
片側一車線で車道の幅員は6メートル。トンネル区間の事業費は約38億円で、県道牡鹿半島公園線(コバルトライン)の地下を通る。総事業費は約67億円で、50~55%ほどを国の国土強靱(きょうじん)化予算で賄い、県負担分のうち約30億円は東北電力が協力金として提供する予定。
祈願祭には県や市、工事の関係者ら約60人が出席。県東部土木事務所の中嶋吉則所長は「東西道路ネットワークの強化は地域の皆さんから強く要望されていた。道路整備によって地域間の交流や発展が一層進んでほしい」とあいさつした。
開通後は両地区の車移動が約10分短縮される見込み。災害に強い道路網の構築や救急搬送時間の短縮、水産振興や観光客の呼び込みが図られ、原子力災害時の避難道としても期待される。大谷川浜の行政区長、阿部照彦さん(65)は「待ちに待った工事が始まり、ますます小積浜との地域交流が増えて利便性も良くなると思う。湾の奥にある地域だが、有事の際に真っすぐ避難できるようになる」と語った。
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