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特集・都市対抗野球 日本製紙石巻、本大会出場 > 選手へエール 関係者や市民の声

本大会に向け、投内連係で挟殺プレーの動きを確認する選手たち

 4年ぶり6度目の都市対抗野球本大会出場を決めた日本製紙石巻。活躍を見守ってきた地元の石巻市でも、応援ムードが高まっている。過去最高に並ぶ8強入りを狙うチームに、市民8人が応援メッセージを送った。

硬式野球部後援会 青木八州会長(66)

 関門を突破しての4年ぶり6度目の本大会出場をうれしく思います。ハイレベルな戦いになりますが、一つでも多く勝ち上がり、優勝してもらえたら最高。

 チームにはこれまで、積極的に盗塁して対戦相手に嫌がられるようなチームになってほしいと伝えてきました。足を使い、打線をつないでこつこつと得点する野球を見せてほしいです。試合当日は現地で大きな声を出して応援します。

硬式野球部前監督 前田直樹さん(45)

 選手と監督合わせて計4度、東京ドームの舞台を踏みました。都市対抗は会社や地域の協力がないと出られないもので、選手にとっても出場することが目的であり使命だといってもいいぐらい、特別なものです。

 初戦は動きがどうしても硬くなってしまいがちですが、勝つための準備はできていると思います。代表としての自信や誇りを胸に、石巻の野球を発揮して暴れてきてください。

硬式野球部応援団 露木雄太団長(29)

 応援団18人が早大応援部とコラボして、総勢60人でスタンドを盛り上げます。選手たちが100%、120%の力を出せるよう、会場の皆さんと一体となって全力を尽くします。各選手のベストなプレーを期待しています。

 昨年から使っている第2応援歌「勝利の紙吹雪」は、東京ドーム初披露。伝統ある第1応援歌「おお石巻」と共に、チームを鼓舞できればと思います。

石巻市スポーツ協会 阿部隆会長(69)

 河合楽器硬式野球部(浜松市)在籍時、ライバルチームの大昭和製紙(後に日本製紙と合併)の選手だった伊藤大造監督としのぎを削っていました。その伊藤監督が率いる日本製紙石巻を都市対抗の大舞台で応援できることが大変うれしい。

 今季の試合を観戦し、ナインから「今年こそ」という強い意気込みを感じました。出場だけに満足せず、一戦一戦勝ちにこだわって戦ってほしいです。

石巻工高野球部 石堂颯也主将(17)

 同じ野球をやっている高校球児として、本大会出場には感動しました。仕事をしながら練習に打ち込み、野球以外でも地域に貢献する選手はかっこいいです。

 大学や大学卒業後も、できる限り長く野球を続けたいと思っています。社会人野球、日本製紙石巻で活躍する選手は憧れの一つでもあります。

 全国の強豪チームが集まる大会でも勝ち進み、優勝してほしいです。

B・Bスポーツ 毛利光治社長(64)

 用具の納品や、各種大会の運営などでチームと交流があります。会社を背負う重圧の中、働きながら練習に励む姿を見てきました。

 予選では敗者復活戦から底力を発揮し、本大会出場をつかみ取ってくれました。野球は運も大事です。この勢いなら初戦を突破できると信じています。

 運動教室などを通して、石巻の野球界に貢献する選手たちに、現地で精いっぱいの声援を送ります。

大街道キッズ 三浦颯士主将(12)

 3年生から野球を始め、「石巻野球フェスティバル」に毎年参加しています。昨年11月のフェスティバルでは、日本製紙石巻の選手に走る時のこつを教えてもらい、腕や脚の上げ方などが勉強になりました。

 野球は打ったり投げたりした結果を、チームのみんなと一緒に喜べるのが魅力だと思います。大会では一つ一つの勝ちにこだわり、頂点を目指して頑張ってもらいたいです。

ラジオ石巻 松浦佳奈さん(50)

 ラジオ石巻の担当番組に野球部の紹介コーナーがあり、選手に出演してもらっています。4年ぶりの本大会出場はうれしいです。

 試合は実況生中継します。現地でスタッフとして携わります。野球部がテーマにするのが「つなぐ」。東京ドームの応援団とラジオを聴いて応援する人を放送でつなぎ、一体感をつくりたいです。放送で紹介する応援メッセージをぜひ送ってください。

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