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救護体験に関心 石巻赤十字看護専門学校祭、オープンスクール 一般参加も

救護体験コーナーで、学生から包帯法を教わる参加者(右)

 石巻市蛇田の石巻赤十字看護専門学校で20日、オープンスクールと学校祭があり、看護に関心を持つ高校生や市民が学校の取り組みや看護活動に理解を深めた。新型コロナウイルス禍で昨年までは在校生と申し込みをした高校生のみに参加を制限していたが、今年から一般参加を再開した。

 オープンスクールでは、赤十字の理念や歴史、学校のカリキュラム、看護師が社会で果たす役割などについて説明があり、参加者は真剣な表情で聞いた。東日本大震災発生当時の学生らの対応を紹介するDVDの上映や質問コーナーも設けられた。

 学校祭では、心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)を用いた救護体験に加え、妊婦体験やバザーなどのブースが開かれ、来場者でにぎわった。救護体験で包帯法に挑戦した築館高2年の岸浪結衣さん(17)は「包帯を締める力加減が難しかった。人のために働く看護師に興味があるので、学校の雰囲気が分かってよかった」と満足した様子だった。

 学校祭実行委員長の西塚果凜さん(20)は「さまざまな体験や学生の実技の様子を見て、多くの方に赤十字について知ってもらいたい」と話した。

 オープンスクールと学校祭は21日も開かれた。

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