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河北ソフトテニスク3選手、全国の舞台へ 県予選で3位入賞

全国大会に挑む(左から)佐々木選手、渋谷選手、木村選手

 8月1日から岡山市で第41回全日本小学生ソフトテニス選手権大会が開かれる。石巻市の河北ソフトテニスクラブからは、県予選を突破した佐々木達馬選手(10)=石巻市大谷地小5年=、渋谷莉希選手(12)=同市二俣小6年=、木村優花選手(12)=同=が出場する。

 3選手は5月18日に仙台市であった県予選に出場。いずれも4~6年生の部で3位に輝き、全国大会への切符をつかんだ。

 3月にも全国大会に出場した佐々木選手は、白石市の白石ソフトテニス協会所属の渡辺遙士(はると)選手とペアを組み、大会に挑む。

 県大会では相手にボールが取られる場面が多かった佐々木選手。週6日の練習では、速い球を相手の取りづらい位置に返球する技術に磨きをかけた。

 佐々木選手は「全日本ではネット前に返球し、相手のミスを誘っていく。高学年にも果敢に挑み、3位以内を狙いたい」と闘志を燃やす。

 同級生の渋谷、木村両選手は、昨年8月にペアを結成。2人とも得点源となり、攻めの姿勢を貫いている。前衛の渋谷選手は、得意のランニングボレーで点を狙い、後衛の木村選手はボールに回転をかけ、アウトライン際にボールを打ち込む。

 全日本ではお互いに相手を見極め、考えるテニスで勝利を目指す。渋谷選手は「最初から攻め、得点していく。後半は攻守を見極めていきたい」と戦いを見据えていた。木村選手は「相手の取りづらい位置に返球する。出場は初めてなので、楽しみながらベスト8を狙う」と意気込んだ。

 指導する西城清隆監督(44)は「佐々木はミスが少ないため、相手にプレッシャーを与え、ミスを誘う。将来有望な選手だ」と期待を寄せ「来年もあるので、上の学年相手に向かっていってほしい」と背中を押す。渋谷・佐々木ペアについては「レベルは高いが、1本のミスで落ち込んでしまうこともある。自信を持って戦えば結果もついてくる」と分析する。「小学生最後なので思い切り戦い、終わったときに良かったと思える試合をしてほしい」と話した。

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