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ノリ資材処分費支援へ 1~3月暴風高波被害 東松島市政懇で説明

 東松島市と宮戸コミュニティ推進協議会による市政懇談会が26日、復興再生多目的施設「あおみな」であった。住民や市幹部ら約40人が出席し、インフラの改善などを話し合った。

 市政報告では、1、3月の暴風や高波で甚大な被害を受けたノリ養殖業者に対し、壊れた資材の処分費を援助する方針が示された。

 渥美巌市長は「費用の半分程度を支援できないか考えている。9月の定例議会に向け検討を進めたい」と述べた。

 住民からは月浜海岸周辺への横断歩道設置、危険箇所への停止線新設などの要望があった。市は本年度掲げた「観光元年」の実現を踏まえ、観光施設周辺の道路状況の改善に取り組む方針を示した。

 県が導入を目指す宿泊税についても話題に上った。宿泊事業関係者は「仙台市などと違いインバウンド(訪日客)の恩恵はない。全県一律300円は高い」などと批判。渥美市長は「県の進める事業で、詳細は報道でしか知らない」と前置きした上で「使い道の精査や(事業者側との)折衷案の協議など、知事や県議会に提案したい」と答えた。

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