10年後も住みたいまちを 石巻・政策コンテスト、開幕 高校・大学生16チーム
次世代を担う若者が石巻市の将来の在り方を提言する本年度の「いしのまき政策コンテスト」が27日、開幕した。市内の高校生と大学生計69人(16チーム)が参加し、10月の決勝大会に向けて斬新かつ現実的な政策の立案を目指す。
市と一般社団法人石巻青年会議所でつくる実行委員会が主催した。本年度のテーマは「10年後も住みたい石巻はこれだ!~観光で稼げるまちに」。初日は市ささえあいセンターで市の観光資源などについて説明を受け、地域の魅力をグループ内で発表し合うワークショップに取り組んだ。
石巻専修大経営学部経営学科4年の成田健人さん(22)は「地域の食文化と絡めて考えられたら面白いと思う。実現できると思ってもらえる発表にしたい」と意気込んだ。
今後はチームごとに政策を検討し、8月25日の中間チェックで報告する。完成した政策は10月13日の決勝大会で市民らに発表する。実行委員長を務める斎藤正美市長は「行政が思い付かない面白い発想で、若者が住み続けたいと思うまちにつながる提案をしてほしい」と話した。
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