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夏休みの宿題をサポート 中高生、児童を指導 国語、算数、図工など 石巻・釜小

高校生(右)から指導を受ける児童

 石巻市釜小(児童430人)で25、26の両日、児童の夏休みの宿題や課題を中高生がサポートする学習会が開かれた。2日間で石巻好文館高と石巻西高の生徒計47人、市青葉中の生徒12人がボランティアで講師を務め、児童に国語や算数、図工などを教えた。

 25日は児童約60人が参加。児童は持ち寄った国語や算数のドリルの分からない箇所を中高生に教わり、理解を深めた。

 算数に取り組んだ6年本郷大雅さん(11)は「すごく分かりやすく教えてくれた。年が近いので質問もしやすかった」と語った。

 教員志望だという石巻好文館高3年の藤井佑樹さん(17)は「子どもたちを教えるのは初めて。子どもたちに伝わる言葉遣いなどを心がけて教えた」と振り返った。

 図工の教室もあった。中高生の他に、同市のNPO法人にじいろクレヨンの柴田滋紀代表が特別講師となり、児童の絵や工作を手伝った。子どもたちは、アドバイスを聞きながら集中して制作に励んだ。

 学習会を担当した同小の佐竹諭美教諭は「学習の場としてだけでなく、教えてくれた中高生のようになりたいという将来像を抱くきっかけにもなれば」と期待した。

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