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能登半島地震 石巻市職員、輪島に派遣 下水道復旧を支援

斎藤市長(右)から辞令の交付を受ける後藤さん

 石巻市は8月1日から、能登半島地震の被災地支援で、市都市計画課技術主幹の後藤寛さん(62)を石川県輪島市に長期派遣する。期間は来年3月31日まで。

 後藤さんは輪島市の上下水道局に配属され、下水道の復旧業務などに当たる。下水管やポンプ場、マンホールといった施設の災害復旧工事などに携わるほか、通常業務も担う。

 辞令交付式が今月26日、石巻市役所であり、斎藤正美市長は「輪島も暑いと思う。苦労をかけるが、とにかく体に気を付けて頑張ってきてほしい」と激励した。

 後藤さんは東日本大震災後、復興住宅課長や基盤整備課長、復興事業部長などを歴任した。震災で市は、多くの自治体から職員の派遣を受けた。後藤さんは「震災で多くの支援を頂いた。いい機会を与えてもらったので、恩返しのつもりで少しでも力になれればいい」と語った。

 市が能登半島地震の被災地に職員を派遣するのは20人目。長期は2人目で、同県志賀町にも4月から来年3月まで1人を派遣している。

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