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災害時、相互に応援 石巻市と東京・渋谷区が協定

協定書を交わした長谷部区長(左)と斎藤市長

 石巻市と東京都渋谷区は1日、大規模災害発生時に生活物資の提供や職員派遣で協力する相互応援協定を結んだ。

 協定に基づき、いずれかで地震や風水害などが起き、独自での応急対応が難しい場合、食料や車両、被災者の一次避難施設の提供といった支援を行う。

 渋谷区は東日本大震災の復興支援で2017年9月~23年3月、市に計3人の職員を派遣した。その後も交流が続いており、協定締結を申し出た。

 締結式が市役所であり、斎藤正美市長は「継続的な職員派遣をはじめ、物心両面で支援を頂いた。災害対策に終わりはないことを肝に銘じ、防災体制を一層強固にしていきたい」とあいさつした。

 長谷部健区長は「石巻に何かあれば先頭に立って駆け付ける。渋谷で何かあった時は助けてもらいたい。協定をもとに日頃から交流できる機会をつくりたい」と述べた。

 市は同様の協定を東京都葛飾区や香川県丸亀市などとも結んでおり、今回が21自治体目。

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