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若い力で業界活性化を 高校生向けインターン、石巻「まちと人と」が初実施

魚の消費拡大に向けたアイデアを語る佐藤さん(中)

 石巻市の一般財団法人「まちと人と」が、地元高校生向けのインターンシップ(就業体験)を行っている。生徒3人が7月末から8月初旬まで市内の企業2社で活動。業界活性化に向けたアイデアなどをまとめる。

 夏休みに合わせて、同団体がキャリア教育事業「まきターン」として初めて実施。このうち同市魚町2丁目の水産加工会社「ミノリフーズ」では7月30日、石巻高3年の佐藤颯(そら)さんと同社担当者が「魚をおいしく売る仕組み」をテーマに意見交換した。

 「観光や経営に興味があってインターンに参加した」という佐藤さん。カツオやサバといった地元産魚介の「わら焼き」コーナーをJR石巻駅前に設置し、観光客にわら焼き体験や飲食を楽しんでもらうとのアイデアを披露した。

 ローカル線のため運行本数が少ないのを逆手に、列車の待ち時間を観光誘客イベントに生かせると考えたという。担当者は「魚の販路拡大に向けた若い世代ならではの新たな切り口に期待している」と話した。

 インターン終了後、8月19日には参加生徒による成果発表会を行う予定。

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