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恵みと怖さ、雨の二面性 企画展で紹介 石巻・かわまち交流センター

体験できる展示もあり、大人も子どもも楽しみながら雨を学ぶことができる

 暮らしに欠かせない水を届ける一方、災害の原因にもなる雨の二面性を伝える企画展「雨展」が18日まで、石巻市中央2丁目の市かわまち交流センターで開かれている。国土交通省東北地方整備局の主催。

 会場には「めぐみの雨」と「あらぶる雨」をテーマにしたパネルなどを展示。雨についての正しい知識や河川の環境保全の大切さ、水害時の対策などを幅広く紹介している。

 雨音や川の音などを楽器で再現できるコーナーや、小麦粉を使った雨つぶの標本の作り方、人の動きに応じて光の雨が降ってくる映像などを展示。淀川の氾濫を想定したシミュレーション映像や、豪雨災害時などに必要な防災グッズなども紹介している。

 家族と同市に帰省していた東京都杉並区の30代会社員男性は「ゲリラ豪雨対策で折り畳み傘を携帯しているが、洪水などの水害まではイメージできていない。地震と同じように雨にも備えていきたい」と話した。

 企画展は、雨や川に関する知識を学んでもらおうと7~10月にかけて、同市のほか青森、岩手、福島各県で巡回開催する。

 時間は午前9時~午後5時。連絡先は国交省北上川下流河川事務所0225(95)0194。

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