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夏休みの宿題、快適な環境で 東松島・大曲地区センターに学習室 エアコン整備

漢字の書き取りなど宿題に取り組む小学生

 夏休みの終わりが近づき、宿題を抱える小学生に快適な学習環境を提供しようと、東松島市大曲地区センターは17日、大曲小児童を対象にした学習室を設置した。最終日の20日は正午まで開放し、夏休み最後のお楽しみとしてスイカなどを振る舞う。

 子どもの居場所づくりの一環で、大曲地区自治会が初めて企画した。センターは昨年、大規模改修工事が完了。エアコンも整備された施設の有効活用を兼ねる。

 自治会員が交代で見守る中、子どもたちは涼しい部屋で漢字の書き取りや計算問題などに取り組んだ。部屋には卓球台もあり、勉強の合間にラリーを楽しんだ。

 5年の大友蘭さん(10)は「3割ほど残っている宿題を頑張りたい」、級友の高橋りあらさん(11)は「苦手な算数を勉強した。この部屋は遊べていい」と笑顔で答えた。

 中山勝文会長(79)は「子どもが勉強も遊びもできて、保護者も安心して預けられる場所があればと企画した。夏休みの思い出の一つにしてほしい」と話した。

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