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盆踊りで広がる輪 初の交流イベント「8月だョ!全員集合」、活気 女川

定番曲や流行曲に合わせて踊る参加者

 盆踊りを通じて世代間交流を図る「8月だョ!全員集合 おながわ盆踊り」(実行委主催)が18日、JR女川駅前広場で開かれた。地域の活性化を狙い、駅前のテナント型商店街「シーパルピア」関係者ら町民有志が企画した初めての祭り。盆踊り以外のプログラムも多数用意し、多くの人でにぎわった。

 メインの盆踊りは夕方から夜にかけて3回実施。ミラーボールに照らされながら、はやりの曲を踊る「NEO盆踊り」も考案され、町民や町内で開催されているサマースクールの高校生らも踊りの輪に加わった。

 広場では女川愛を試す「女川ウルトラクイズ」や町内バンドの演奏、来場者がステージで歌声を披露するカラオケ大会などが開かれた。獅子舞団体による町の伝統芸能「獅子振り」なども会場を盛り上げた。

 石巻市沢田の佐藤友視さん(38)は東日本大震災があった2011年まで女川で過ごしていた。「家が女川湾のすぐ近くで、子供会の時などに盆踊りがあった。懐かしい気持ちがよみがえった」と笑顔だった。

 実行委によると町内では各地域で盆踊りが盛んに行われていたが、震災の津波でやぐらが流されるなどして、実施しない地区が増えたという。広場で使用したやぐらは女川出身の建設会社社員らが手配するなど、町にゆかりのある人も協力している。

 奥津圭祐実行委員長は「もっと女川に関わりたいがどうしたらいいか分からないという町民は多いはず。多くの人を巻き込んでイベントを継続していきたい」と語った。

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