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光の大輪1000発 漆黒の夜空、彩る 東松島・鳴瀬川で流灯花火大会

1000発の花火が夜空を彩った

 東日本大震災や水難事故の犠牲者らを供養する花火が17日夜、東松島市小野の鳴瀬川河川敷で打ち上げられた。約1000発の花火が晩夏の夜空を彩り、赤や緑の鮮やかな光が川面を照らした。

 台風7号の接近を受け、16日に予定していた流灯花火大会のうち流灯と花火を17日に延期して行った。一部行事は中止された。同日も荒れた天気となったが、花火打ち上げの午後7時半前には回復した。

 打ち上げが始まると、来場した家族連れらから歓声が上がった。川や川岸には約300個の灯籠がともり、夜空に打ち上がる光の芸術と共演した。終了直後に大雨が降り出した。

 大会は今年で101回目。主催した鳴瀬流灯保存会の片岡健治会長(76)は「雷警報の影響で(17日も)打ち上げが危ぶまれたが、無事花火が見られて最高だった」と話した。

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