老若男女、夏を楽しむ 「盆踊り大会」と「橋通り夜店」、初の同時開催 石巻
石巻市中央2丁目の市かわまち交流広場周辺で18日夜、盆踊り大会と夜店、保護猫譲渡会が開かれた。3イベントの同時開催は初めて。多くの若者や家族連れなどが訪れ、夏の風物詩を満喫していた。
盆踊り大会は、市中心部の11町内会でつくる石巻地区町内会長連絡協議会が主催。はっぴや浴衣に身を包んだ老若男女が輪になり、「大漁唄い込み」や「石巻音頭」「ドラえもん音頭」のリズムに体を揺らした。
盆踊りに先立ち、子どもみこしも初めて実施。石巻小1年の橋本橙直(とうま)さん(6)は「みんなでわっしょいと言って楽しかった」と喜んだ。地元の商店や飲食店によるキッチンカー約10店も並び、にぎわった。
橋通りを歩行者天国にする「橋通り夜店」は実行委が主催。「伊達の黒船太鼓」の勇壮なパフォーマンスで幕開けし、来場者は電球の温かな光の下、焼きそばや焼き鳥、かき氷などに舌鼓を打った。
夜店は1974年に始まり、今年で半世紀の節目を迎えた。東日本大震災後に休止後、2016年に復活した。会場には昭和中期から平成にかけての周辺の風景の写真なども展示された。同市門脇から家族4人で訪れた会社員留畑巧磨さん(33)は「通りににぎわいがあるとうれしい。子どものころに通った岡田劇場(同市中瀬)の写真があり、懐かしい」と話した。
保護猫の譲渡会は、市内の有志でつくる「サロン・ド・ねこ」が市かわまち交流センターで開いた。来場者は愛らしい猫を眺めたりなでたりして、癒やしのひとときを過ごした。
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