輪島市、志賀町へ　軽トラ５台贈る　石巻・阿部勝自動車工業「災害復旧に役立てて」

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　自動車販売業の阿部勝自動車工業（石巻市中浦１丁目）は能登半島地震の被災地を支援しようと、石川県の輪島、志賀の２市町に中古の軽トラック計５台を贈った。

　輪島市に３台、志賀町に２台を届けた。２０１７～２１年製で、計４５０万円相当。すぐ使えるように石川ナンバーを取得し、ガソリンも満タンにした。

　同社は東日本大震災で展示車両など約４００台が津波被害に遭い、軽トラックの寄付や在庫車両の提供など全国から支援を受けた。１６年の熊本地震では一般社団法人日本カーシェアリング協会を通じ、被災地に軽乗用車１０台を届けた。能登半島地震の発生を受け、東日本大震災当時に需要が高まった軽トラックを寄贈することにした。

　２２日に同社で開かれた出発式には、２市町との仲介などに協力した石巻市の関係者らが出席。阿部勝敏社長（５０）はあいさつで「能登半島地震の被害を見て、震災で全国から多くの支援を頂いたことを思い出した。皆さんまだまだ大変な思いをしていると思う。災害復旧に役立ててもらいたい」と述べた。