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ブルーインパルス隊員の横顔に興味津々 夏祭りでトークイベント 東松島

トークイベントでリラックスした表情を見せるパイロットら

 航空自衛隊松島基地(東松島市)所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」のパイロットによるトークイベントが24日、東松島市の夏祭り会場であった。それぞれパイロットを志した経緯や日常生活などについて語り、県内外から訪れたブルーファンが興味深げに聞き入った。

 同日開かれた「東松島夏まつり」の一環。基地渉外室によると、祭りの実行委員会がパイロットによるファンサービスを要請し、基地側がトークイベントを提案したという。

 パイロットらはこの日、会場上空で展示飛行を行い、基地到着後、すぐに着替えて会場に赴いた。飛行隊長の江尻卓2等空佐ら9人が交代でマイクを握り、パイロットを志望した経緯や「今はまっているもの」などのテーマで語った。

 ベテラン隊員が、米海軍戦闘機のパイロットを描いた映画「トップガン」の影響で入隊したと話す一方、若手は「ユーチューブ(動画投稿サイト)がきっかけ」と説明。来場者からは「今風」「現代っ子だね」といった声が聞かれた。

 今はまっているものに関する質問では「子どもと遊ぶ」「酒に合う料理」「お笑い番組」などさまざまな回答が出た。ゴルフをしているという江尻隊長は「ストレス発散のために始めたが、うまくいかなくて逆にストレスがたまっている」と来場者を笑わせた。

 パイロットらは飛行の疲れも見せず、リラックスした様子で会場を盛り上げた。25日の基地航空祭のため訪れた松尾孝さん(69)=大阪府箕面市=は、最前列で隊員を激励する横断幕を掲げて聞き入り「隊員の日常生活を知ることができ、面白かった。ぜひ来年もやってほしい」と話した。

 基地渉外室の担当者は「来年も実行委から要請があれば、基地として協力したい」と述べた。

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