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開発商品PR、若い発想輝く 石巻商高がマーケット きょうまで・上品の郷

来場者への接客に挑戦する3年生たち

 石巻商高(生徒334人)の3年生が全国の高校や専門校で開発された商品を販売する「石商マーケット」が10日、石巻市小船越の道の駅「上品の郷」で始まった。生徒自身が店頭に立ち、来場者に商品の魅力をPRした。11日まで。

 茨城県水戸農高の「ストロベリー生パスタ」(350円)や北海道深川東高の「りんごラムネ」(250円)など、全国から仕入れた約50種の食品や飲料を販売した。自作のポップ(宣伝の展示物)で味や種類を紹介。冷蔵庫を設置して商品管理にも気を配った。

 食品ロス解消を目指し、地元企業と連携して作った「穴あきワカメを使ったサステナブルなポップコーン」(350円)など自校の商品も並べた。生徒は来場者への売り込みや接客に、はつらつと挑戦した。

 仙台市太白区から訪れた会社員佐藤好子さん(62)は「高校生が商品を開発するなんてすごい。若い人たちの発想は素晴らしいと思った」と話した。

 マーケットは模擬株式会社として3年生全員が「株主」となり、仕入れや販売などを実践する取り組み。商品開発を担った加沢日南汰さん(18)は「一人でも欠けたら運営が成立せず、チームワークの大切さを学んだ。実際に商品を買ってもらえるうれしさを知ることができた」と語った。

 11日は午前10時~午後3時。

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