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石巻市総合計画 後期計画策定に着手 審議会が初会合、正副会長選ぶ

工藤副市長(右)から計画策定の諮問を受ける姥浦会長

 石巻市は2021~30年度のまちづくりの指針となる第2次市総合計画の後期基本計画(2026~30年度)の策定に着手した。人口推移などの基礎データや市民満足度調査を元に、来年度にかけて計画案をまとめる。

 市は庁内組織として、策定本部や幹事会、第2次総合計画の基本構想に沿った「地域コミュニティ」「行財政推進」「生活基盤整備」など六つの専門部会を設置した。市民満足度調査の分析や重点施策の選定を進める。

 計画を諮問する審議会の初会合が8月26日、市役所であった。学識経験者や各団体の代表ら委員19人のうち、オンラインを含めて15人が出席。工藤均副市長が委嘱状を手渡した。会長に姥浦道生東北大災害科学国際研究所教授、副会長に後藤宗徳一般社団法人石巻観光協会会長を選出した。

 市の担当者が計画の策定方針を説明。人口推移や公共交通、観光、雇用、財政などの現状に関するデータ、市民満足度調査の結果を紹介した。今後はデータや調査から洗い出した課題に基づき、基本計画で取り組む重点施策の選定や指標の設定を進める。各施策の目的達成のための具体的事業などを示す「ロジックモデル」も作成する。

 来年8月に審議会の答申を受け、パブリックコメント(意見公募)、住民説明会を実施する方針。市政策企画課の担当者は「各種関係データに基づく市の現状や課題を踏まえながら、具体的に取り組む重点施策について計画策定を進めたい」と述べた。

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