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敬老の日 石巻・開北町内会、77歳以上に祝い品 長寿願い贈る

お祝い品を贈りながら町内会のメンバーとお年寄りが交流した敬老会

 敬老の日の16日、石巻市開北町内会は敬老会を地区内の開北会館前で開いた。地区内に住む77歳以上の高齢者にかまぼこなどのお祝いの品を贈った。

 今年の対象人数は102歳までの382人。会場には多くのお年寄りが家族らと足を運び、「久しぶり」「おめでとう」などと談笑しながら祝い品を受け取った。

 地区内のグループホームに入居する同市開北3丁目の及川みちのさん(91)は、施設で毎日食器洗いを手伝い、他の入所者や職員とのおしゃべりを楽しんでいるという。「お祝いされてうれしい。これからも今まで通り楽しく過ごしたい」と笑顔を浮かべた。

 町内会は長年、食事と演芸披露の敬老会を開催してきた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年から祝い品を贈る方式に変えた。今年は開北子供会育成会の子どもたちからのお祝いメッセージも添えた。

 阿部初夫会長(77)は「高齢者の顔を見て状況を確認するために、案内状は一軒一軒回って手渡している。年に1度でも外に出て地域の人と交流し、長生きしてほしい」と話した。

 同市では市主催の敬老会が23年度に廃止され、88歳と100歳への祝い金の贈呈のみとなった。

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