女川原発2号機 非常設備の誤作動、原因は作業ミス
東北電力は19日、女川原発2号機(女川町、石巻市)で13日、原子炉建屋内の放射性物質を除去する設備「非常用ガス処理系」が誤作動した原因を発表、不要な作業を行ったミスだったことを明らかにした。
東北電によると定期事業者検査の準備中に計画外作動があった。検査は放射線量の上昇を感知し、排風機を起動させる放射線モニターが対象で、作業員が排風機とケーブルで接続する放射線モニターを一時的に切り離す準備作業中だった。
その際、本来であれば緩める必要のない制御盤の端子のネジを緩めてしまったことで非常用ガス処理系が起動したという。
東北電は石巻市役所で行った会見で「教育資料の充実化や実技訓練などで作業員の教育を徹底し、再発防止に努めたい」と話した。
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