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女川原発、有毒ガス対策を 反原発団体、自治体に申し入れ

石巻市役所で小菅弘勇市危機管理監(左)に申し入れ書を手渡した風の会のメンバー

 東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)で2021年7月、硫化水素の流出により作業員7人が中毒症状を起こした事故を巡り、仙台市を拠点とする市民団体「みやぎ脱原発・風の会」は20日、県と女川町、石巻市に対し、東北電にさらなる防護対策を求めるよう要望する申し入れ書を提出した。

 硫化水素は洗濯廃液のスラッジ(汚泥)が原因で発生した。同会は東北電が講じる再発防止策が科学的根拠に乏しいと主張。東北電に安全確認の実施と、警報装置の設置などの対策を求めるよう訴えた。

 同会は同日、原子力規制委員会にも有毒ガス防護に関する基準の厳正な確認を求める申し入れ書を提出した。

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