喜寿5人、作品で会す 湊中卒業生が合同展 級友ら来場、昔話に花咲く 石巻
喜寿を迎えた石巻市湊中の卒業生による芸術作品展が21日、石巻市八幡町2丁目の「川辺りの散歩道・あとりえDaDa」で始まった。油彩や水彩、益子焼といった個性豊かな約100点が並び、来場した級友らは展示作品を楽しみながら昔話に花を咲かせた。
作品展は「五人展-心はいつも ふるさと石巻への思い」と題して開催。芸術活動を続ける同中の卒業生5人が参加した。仙台市の及川邦夫さんは東北地方の風景を描写した水彩画を約20点出品した。木々や海、街並みの穏やかな空気感を淡い色合いで表現した。
約50点の益子焼を並べたのは栃木県益子町の川尻ゆみ子さん。呉須や鉄、銅などで色を付けた平皿や茶わん、花瓶など多様な陶芸が来場者の目を楽しませた。会場には小学校や中学校時代に同学年だった多くの人々が駆けつけ、数十年ぶりの再会や思い出話を満喫した。
松島の風景を描いた水彩で参加した松島町の会社員佐藤孝一さんは「多くの級友に来てもらってありがたい。忙しい日々の中で息抜きできる時間を過ごしてほしい」と語った。
23日まで。22日は午前10時~午後6時。23日は午後4時。連絡先は佐藤さん080(6028)2261。
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