震災復興と未来、研究発表 石巻で日本都市学会大会 来月25~27日
日本都市学会第71回大会が10月25~27日、石巻市の石巻魚市場で開かれる。東日本大震災の被災地で「災害と文明-Rebornと希望」をテーマに、震災復興や持続可能な都市の在り方などについて全国の研究者が考える。
同大会は日本都市学会と東北都市学会が主催し、石巻市、石巻専修大、三陸河北新報社が後援。石巻での大会開催は2017年の第64回大会以来。
大会初日の25日はエクスカーションがあり、参加者が市震災遺構「門脇小」などを見学する。26日はテーマごとの研究発表、「災害と文明」と題したシンポジウム、県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」の平川新館長による基調講演などを予定している。
最終日の27日は、研究発表に続いて「避難と帰還のあいだ」と題したトークセッションがあり、東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)の山田修司氏らが話題提供する。
シンポジウムなどプログラムの一部は、一般来場者も聴講できる。17年大会では全国から約100人の研究者らが石巻を訪れており、大会事務局によると、今回も同規模の参加が見込まれる。
事務局の担当者は「7年ぶりの石巻開催で、震災復興がどのように進んだかを確かめながら、その先の未来について考える大会にしたい」と話した。
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