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石巻工高生が巨大モザイクアート 「海斗」デビュー20周年祝う 19日、文化祭で披露

完成したモザイクアートの前で記念撮影する生徒たち

 石巻工高(生徒536人)は今年でデビュー20周年を迎えたご当地ヒーロー「シージェッター海斗」のモザイクアートを制作した。文化祭2日目で一般公開日の19日、生徒昇降口で展示する。

 文化祭を運営する文化委員会が題材を決めて、夏休み明けに各クラスにB4判用紙20枚と色紙を配布した。生徒たちは放課後などに色紙を1.5センチ四方に切り分けB4用紙に貼り付けた。完成した用紙は生徒会執行部がラミネート加工した。

 文化委員会や生徒会執行部の生徒約40人が10日、各クラスで作った用紙を両面テープなどで貼り合わせて完成させた。縦3.3メートル、横4.5メートルの巨大な用紙に、海斗の勇ましい姿が浮かび上がった。イラストは石ノ森萬画館が提供した海斗20周年のキービジュアルを使用した。

 生徒会長の日野楓真(ふうま)さん(17)は「バラバラだった色紙がつながると立体感のあるきれいな絵になって、うれしい」と笑顔。文化委員長の山端かぐらさん(18)は「キャラクターの迫力が伝わる作品になった。文化祭では地元の皆さんをはじめ市外の高校生も来るので、石巻に親しみを持ってもらうきっかけになってほしい」と話した。

 石ノ森萬画館を運営する街づくりまんぼう企画営業グループの本郷由華さん(48)は「地域のヒーローを地域の子どもたちが応援し、祝ってくれて光栄だ」と語った。

 19日には、シージェッター海斗が来校する。

テープで各クラスの作品をつなぎ、完成させる生徒たち

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