第5工場完成、稼働 半導体関連「サワ」が記念式典 新規雇用15人 東松島・大塩
半導体製造装置部品メーカー「サワ」(山梨県上野原市)が、東松島市大塩のグリーンタウンやもと工業団地で建設していた「宮城第5工場」が完成し11日、現地で記念式典を行った。9月から稼働している。
敷地1万9182平方メートルに鉄骨2階建ての工場を建設した。延べ床面積は3996平方メートル。主に半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)向けの部品製造・加工を担う。総事業費は13億7700万円。
同社は2011年、同市のひびき工業団地に進出。その後、半導体市場の成長を背景に工場増設が続き、第5は市内の同社工場では最大規模となった。既存の4工場で対応し切れなかった受注分をカバーする。新工場の従業員23人のうち15人が新規雇用。
式に約40人が出席。サワの山口能史社長は「これからも地域に貢献し、皆さまに地元で働き、ものづくりをやりたいと思ってもらえる魅力ある会社づくりを進めたい」とあいさつ。渥美巌市長は祝辞で「市民の働く場の確保が図られ、市のにぎわい創出や地域経済の振興に大きく寄与する」と期待を込めた。終了後、出席者が工場内を見学した。
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