全国地域安全運動20日まで 石巻地区が出動式 河北地区、園児宣言「『いかのおすし』守ります」
全国地域安全運動が11日、全国で一斉に始まった。特殊詐欺や女性、子供の犯罪被害防止などを重点項目に掲げ、石巻地方でも20日までの10日間、石巻、河北両署が関係団体と連携して地域の安全パトロールなどを展開する。
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石巻地区は、石巻署の出動式を石巻市茜平4丁目のイオンモール石巻駐車場で行い、一日警察署長をご当地ヒーロー「シージェッター海斗」に委嘱した。
石巻署や石巻市防犯協会連合会など約20団体から約200人が参加。石巻地区防犯協会連合会の黒須寿幸会長が「地域住民と警察などの関係団体が一致協力した活動が重要。地域住民の防犯意識を高め、安心安全な街にしていきたい」とあいさつした。
海斗は石巻署の赤間博之署長から委嘱状とたすきを受け取った。海斗が見守る中、パトカーなど計27台が出動した。
店内で海斗との撮影会のほか、署員による特殊詐欺や万引防止を呼びかけるチラシ、ポケットティッシュなどの配布が行われた。
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河北地区では地域安全運動大会を石巻市河北総合センターで開いた。河北地区防犯協会連合会や河北署などの関係者約40人が出席し、防犯意識を新たにした。
同連合会の阿部利昭会長は「地区内でも学生への盗撮事件などが発生している。青パトの機動力を生かし、細やかな見守り活動をしていく」とあいさつした。
市河北幼稚園(園児16人)の園児15人も参加。踊りを披露し、「みんなでつくろう安心の街」のボードを掲げた。ともに年長児の遠藤竜政ちゃん(5)と杉山凜ちゃん(6)は「私たちは『いかのおすし』の合言葉を守ります。みなさんも安心安全な街づくりをお願いします」と宣言した。
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