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不正軽油根絶へ 県、東松島で抜き取り検査 ドライバーに聞き取りも

トラックから軽油を抜き取る県の職員ら

 県は16、17の両日、不正軽油による軽油引取税の脱税摘発とその抑止に向け、県内4カ所でディーゼル車を対象に軽油の抜き取り調査を行った。

 東松島市牛網の国道45号沿いでは17日、東部と気仙沼の両県税事務所職員らがダンプカーや大型トラックなど計33台を止め、燃料タンクから調査サンプルとなる軽油約200ミリリットルを抜き取った。ドライバーから給油の状況なども聞き取った。

 トラックなどの燃料となる軽油は、1リットル当たり32円10銭の軽油引取税が課税される。一方、事業所内などで、引取税がかからない重油や灯油を軽油に混ぜて給油しているケースもあるという。

 東部県税事務所の担当者は「燃油や物価の高騰が事業者の経営を圧迫しているのは分かるが、不正軽油は脱税であり、れっきとした犯罪行為。今後も定期的な調査で根絶に取り組んでいく」と述べた。

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