地域おこし協力隊 石巻市、竹山さんへ委嘱状交付 スポーツ事業に従事
石巻市は地域おこし協力隊に東京都出身の竹山篤司さん(56)を委嘱した。市スポーツ振興課に事務局を置く官民連携組織「いしのまきスポーツコミッション」などで、スポーツに関する事業展開やイベントの運営、情報発信などに携わる。任期は1日から最長3年。
竹山さんは都内の高等専門学校を卒業後、スポーツクラブで10年ほど水泳のインストラクターを務めた。情報通信会社や人材派遣会社で営業や総務も経験した。これまでは関東地方で勤務していたが、スポーツ関係の仕事を探していた際、市の協力隊の募集を見つけて応募した。
委嘱状交付式が3日、市役所であり、竹山さんは「石巻は街と自然が近い所が魅力で、生活しやすそうだと思った。スポーツを通して街おこしをし、市民の健康づくりに少しでも役立ちたい」と抱負を語った。
斎藤正美市長は「スポーツは交流人口を増やす手段の一つになる。早く慣れて楽しみながら仕事してほしい」と激励した。
コミッションの伊藤和男会長(77)は「一緒にやっていけそうないい人だなと感じた。石巻は初めてだと思うので、協力してやっていきたい」と話した。
市の協力隊委嘱は18人目。現在は竹山さんを含めて9人が活動している。
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