2024衆院選・宮城4区 きょう投開票、夜大勢判明 政権継続の是非、審判
衆院選は27日、投票が行われ、即日開票される。宮城4区は、8選に挑む自民党前議員の伊藤信太郎氏(71)、ともに新人のれいわ新選組の大林正英氏(60)、日本維新の会の佐藤雄一氏(45)、10選を狙う立憲民主党前議員の安住淳氏(62)の争い。自民、公明両党による政権継続の是非に対し、有権者の意思が示される。
◇衆院選宮城4区候補者
伊藤信太郎71 前環境相 自前(7)(公推)
大林 正英60 元釜石市議 れ新
佐藤 雄一45 元石巻市議 維新
安住 淳62 前党国対委員長 立前(9)
伊藤氏は「大事な産業は守らなくてはならない」と1次産業への支援の必要性を説く。地域経済の活性化や雇用安定、賃金アップも掲げ「予算を付けて実現できるのは与党だ」と力説。26日は主に石巻市を巡り、同市や塩釜市の街頭で最後の訴えに尽くした。
大林氏は「一刻一秒を争う問題だ」と消費税廃止を政策の最重点に据える。「原発だけがエネルギー源ではない。政策を見直す時期だ」と原発の即時廃止も唱えた。26日は石巻地方2市1町を中心に塩釜市なども回り、石巻市の選挙事務所前でマイクを納めた。
佐藤氏は「生活の苦しい若者に徹底投資をする。若者が元気になれば、高齢者を支えられる循環ができる」と強調。人口密集地域を中心に若年層へアピールし、政治刷新を訴えた。26日は地盤の石巻市を重点的に回り、市内の選挙事務所前で最後の訴えに臨んだ。
安住氏は自民党派閥裏金問題を「1党支配による派閥と世襲が横行した結果だ」と批判し、政権交代を訴えた。「古里で育ち、地域を知る代表を出してほしい。石巻の議席を守る」と主張した。26日は旧4区地域や東松島市を回り、石巻市で最後の演説を行った。
開票は石巻市が午後9時半から河北総合センターで開始。東松島市は矢本東小講堂で午後9時15分、午後7時に投票が終了(2カ所は午後6時)する女川町は、町生涯学習センターで同8時に開票が始まる予定。
大勢判明は4区が今夜中、東北の比例は28日未明とみられる。4区の有権者は14日現在、38万2623人。
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