有効求人倍率1.27倍　前年同月比、21ヵ月連続下回る　石巻職安管内８月

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　石巻公共職業安定所（ハローワーク石巻）がまとめた管内の８月の有効求人倍率（原数値）は、前年同月比０．０７ポイント低下の１．２７倍で、２１カ月連続で前年を下回った。

　有効求人数は６．５％減の３５１０人で、２２カ月連続のマイナス。有効求職者数は１．６％減の２７６２人で、２カ月連続で減少した。新規求職者数も３．４％減の５９７人となった。

　新規求人数は１２．８％減の１１９４人。産業別では生活関連サービス・娯楽が１０．６％増の１２５人、卸売り・小売りが７．５％増の８６人、運輸が３６．４％増の６０人だった。医療・福祉は２６．５％減の２３３人、建設は７．６％減の２３０人、製造は３０．２％減の１７６人だった。

　ハローワークの担当者は「求人数の減少は宮城県の最低賃金の引き上げが発表されたことが要因の一つで、業種によっては募集を控えたとみられる。一方で、運輸の増加は時間外労働時間の上限規制に伴うドライバーの確保が要因と考えられる」と分析した。