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絆築く 3カ国の実習生ら、社会人・学生とサッカー交流 7チームで対戦 石巻

熱戦を繰り広げる石巻とミャンマーの選手たち=10月27日、湊地区コミュニティ広場

 技能実習生や専門性の高い「特定技能」の資格を持つ外国人らとの異文化交流を目的とした「石巻国際サッカーフェスティバル」が10月26、27の両日、石巻市湊地区コミュニティ広場で開かれた。国際スポーツ・文化ふれあいフェスティバル実行委員会が主催。8人制サッカーの大会を通じ、国や言葉の垣根を超えた絆を築いた。

 石巻地方で暮らすインドネシア、ベトナム、ミャンマーの実習生らや石巻サッカー協会のメンバー、石巻専修大(石巻市)サッカー部員でつくる計7チームが対戦。1試合20分ハーフのトーナメントで優勝を決めた。フィールドで熱戦が繰り広げられる中、試合をしていない選手も好プレーやシュートが決まると大きな拍手を送るなどしてイベントを盛り上げた。

 水産加工のヤマサコウショウ(石巻市吉野町3丁目)で働くミャンマー人のマウン・ピェー・ピョー・チェウェルさん(27)は「普段の生活で日本以外の国籍の人と話す機会がないので貴重な場になった。もっと交流の回数があるとうれしい」と話した。

 イベントは昨秋初めて開催した。石巻市松原町で建設会社を営むバングラデシュ出身のソヨド・アブドゥル・ファッタ実行委員長は「これまではサッカーだけだったが、互いの心の距離が縮まるのならスポーツ以外の形も考えていきたい」と語った。

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