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華やか稚児行列 檀家、僧侶を先導 石巻・法山寺、45年ぶり新住職披露法要

法要に花を添えた園児による稚児行列

 石巻市湊の法山寺は10月26日、新住職就任を披露する「晋山結制(しんざんけっせい)法要」を開いた。23代目の北村暁秀(ぎょうしゅう)住職(51)が寺へと入る晋山行列を行った。

 併設する法山寺幼稚園(園児62人)の年長園児19人が稚児姿となり、檀家(だんか)や僧侶ら計約50人を先導した。園児は華やかな衣装を身にまとい、近くの住宅から山門までの約350メートルを厳かに歩き、手を合わせた。

 法要は3年前に就任した北村住職の披露の儀式として開催された。県内外の僧侶約150人と、檀家ら約300人が出席した。儀式と禅問答の後、先祖や東日本大震災の犠牲者を供養した。同寺での晋山結制法要は45年ぶり。

 北村住職は「これからも檀家と一緒に寺を守り、発展させたい」と語った。園長を務める幼稚園については「園児にお祝いしてもらったのは最大の喜び。仏の教えをよりどころに成長してほしい」と話した。

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