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地域おこし協力隊 女川町初の女性隊員 栗原出身・菊地さん「おもてなし精神で」

初の女性隊員となった菊地さん(右)

 女川町は5日、地域おこし協力隊員に栗原市出身で仙台市在住の菊地彩(さい)さん(29)を委嘱した。一般社団法人女川未来会議出島プロジェクトに所属しながら、観光客への接客や出島の自然を生かした事業の企画・運営に取り組む。任期は最長3年。

 菊地さんは宮城学院女子大卒業後、仙台市の結婚式場でスタイリストとして6年半勤務した。

 豊かな自然の中で生活したいと考えていたところ、知人でサウナ仲間の大山海渡さん(30)がすでに隊員として活動していることなどが縁で、仙台市からの移住を決めた。

 5日は町役場で委嘱状交付式があり、須田善明町長は「12月に出島大橋が開通するので、島民と訪れる人をつないでほしい。他の協力隊員と連携しながら島の魅力を引き出し、多くの人に伝えてくれることを期待している」と菊地さんを激励した。

 町の協力隊員は10人目で、女性隊員は初めてとなる。

 菊地さんは「島にできるサウナ施設などで仕事をすることになる。おもてなしの精神で人と接し、楽しさやうれしさを提供することを前職で経験しているのは強みだと思うので、観光客の窓口になれるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

女川町地域おこし協力隊 | 女川町

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