ゲーム楽しみ世代間交流 石巻商高で「こどもフェス」 220人が来場
子どもたちが遊びを通してさまざまな世代の人たちと交流する「こどもフェス」が、石巻商高で開かれた。仙台市のNPO法人ケアブレンドが「助け合いのきっかけづくり」を目的に企画。同校の生徒有志や東北福祉大の学生ら計約60人が運営に協力した。
同校を会場に開くのは昨年に続き2回目。昨年より規模を拡大し、3階建て校舎の全フロアを活用した。親子連れなど約220人が来場し、子どもたちはドローン操作体験や射的、高校生とのボードゲーム対戦などを楽しみ、初対面の同世代や高校生らと交流した。
企画運営に参加した同校3年小山美海(みう)さん(18)は「生徒や子ども、保護者ら全員が心から楽しめるようなイベントにしたかった」と語った。
参加した石巻市須江小2年の千葉結さん(7)は「知らない人たちと一緒にボードゲームや射的ができて楽しかった」と話した。
ケアブレンドの中山浩知代表(44)は「騒音などの問題から全国的に子どもの遊び場が少なくなっている。学校を活用して遊び場を補い、地域で学校運営に参画するコミュニティー・スクールにつなげたい」と語った。
フェスは10月19日に開かれた。
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