女川2号機停止に苦言 石巻市長「トラブル、信頼損ねる」
石巻市の斎藤正美市長は定例記者会見で、東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)で機器のトラブルが発生し、10月29日の再稼働から7日目で原子炉が停止したことについて「トラブルを起こすと信頼を損ねると言ってきた。このような事象が発生したことは遺憾だ」と苦言を呈した。
2号機は今月3日、原子炉内の「中性子検出器」が正しく計測できているかを確認する機器を炉内に送り込んだところ、途中で動かなくなった。東北電は同日予定していた発電再開を延期。4日に原子炉を停止し、点検と原因調査を進めている。
斎藤市長は「地域住民への丁寧な説明や情報発信を果たすよう改めて強く求める」と述べた。
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