いしのまき復興マラソン、来年3月23日開催 沿岸部から市街地にコース変更
東日本大震災からの復興を発信する「いしのまき復興マラソン」の第8回大会が来年3月16、23日に開かれることが決まった。23日のマラソンの部はコースを変更し、セイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園)を発着点に市街地や北上川沿いをランナーが走る。市やNPO法人石巻市スポーツ協会などでつくる実行委員会の主催。斎藤正美市長が6日の定例記者会見で発表した。
最長のハーフの部は開北橋を渡り中里地区、北上川沿いなどを走り、曽波神地区で折り返す。過去2大会は石巻南浜津波復興祈念公園を発着点に沿岸部のコースで実施したが、参加者の意見を参考に、起伏が少なく、沿道に観衆が集まりやすい市街地に変更した。
種目はハーフに加え、10キロ、5キロ、3キロ、2キロ、ファミリーの部、企業対抗リレーマラソンを用意した。定員は計3600人。ハーフと10キロでは休憩所となるエイドステーションを初めて設け、石巻産のイチゴなどを振る舞う。
3月16日にはウオーキング・ノルディックウオーキングの部も開催する。祈念公園を発着点に日和大橋や湊地区、中央地区などを巡る7キロで、定員300人。
大会はこれまで6月を中心に開かれてきたが、暑さなどを考慮して3月に変更した。
参加申し込みは今月9日から来年1月17日まで。ウェブサイト「ランネット」などで申し込む。参加費の一部は地震と豪雨被害に見舞われた石川県能登地方へ寄付される。
斎藤市長は「ランナーだけでなく、市民にも応援や運営などさまざまな形で参加してもらい、親しまれる大会を目指す」と述べた。
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