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物販やゲームで交流 石巻「大川元気まつり」 住民と震災前居住者らの絆つなぐ

床に敷かれたダーツで遊ぶ来場者ら

 地場産品の販売やゲームを通して来場者が交流する「第2回大川元気まつり」が10日、石巻市福地の市大川コミュニティセンターで開かれた。

 センターを運営する大川地区振興会が主催。北上川産のシジミや地元産オリーブオイルなどの販売や、輪投げ、釣りゲームなどのおもちゃを使った遊びを用意。親子連れら200人以上が訪れた。

 東日本大震災前の大川地区と間垣地区の街並みを再現したジオラマ展示や、福地法印神楽保存会による神楽の披露もあった。来場者に豚汁とおにぎりが振る舞われた。

 震災前は大川地区で暮らしていた同市二子の高橋正子さん(76)は「友人たちとなかなか集まる機会がないので、会えてうれしい。他の地域の人との交流の場にもなった」と話した。

 振興会の加納憲夫会長(67)は「震災で住民数は減少したが、大川地区はまだまだ元気だということをアピールしたい。久しぶりに会う人たちもいるので、交流を楽しんでほしい」と話した。

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