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女川原発2号機、きょう再起動 トラブル再発防止策を策定 東北電

 東北電力は12日、再稼働直後に機器のトラブルがあり停止させた女川原発2号機(女川町、石巻市)の原子炉を、13日に再起動すると発表した。トラブルの原因となった機器の点検と新たな作業手順の策定を11日までに終えたという。

 2号機は10月29日、13年7カ月ぶりに再稼働。今月3日に発電を再開する予定だったが、原子炉内に測定機器を出し入れする作業中、機器が動かなくなるトラブルが発生。4日に核燃料制御棒を挿入し、原子炉を冷温停止させていた。

 東北電は11日、トラブルの原因が機器を原子炉内に送り込む「案内管」のナットの締め付け不足だったと発表した。再発防止策として、同日までに案内管全体の同じ形状のナット229カ所の点検を実施した。

 再起動後は、核分裂が安定的に続く「臨界」に到達した後、タービンを動かし始める。早ければ週内にも発電と送電を再開し、営業運転再開は12月ごろを計画する。

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