インドネシア人実習生、みこし担ぎ練り歩く 石巻・熊野神社例大祭 伝統受け継ぐ
石巻市鮎川浜の熊野神社の例大祭が先日開かれた。地域で水産業に従事するインドネシア人技能実習生20人がみこしを担ぎ、地域を練り歩いた。
神社は約400年の歴史があり、例大祭は住民が協力して受け継いできた伝統行事。担い手不足などで一時途絶えたが、東日本大震災後の2016年に再開した。
高齢化でみこしの担ぎ手が足りず、再開後から実習生が協力する。「チョーサイ、チョーサイ」と元気な掛け声を上げながら、鮎川港や捕鯨会社前など地域を巡り、住民の出迎えを受けた。子どもたちも笛と太鼓で参加した。
祭りは10月20日にあった。地域行事の写真を撮り続ける鮎川地区出身のスポーツカメラマン大沢泰紀さん(77)=茨城県鉾田市=は「実習生も楽しみにしてくれている。人は代わってもみこしや祭りの伝統は受け継いでいく」と話した。
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