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いしのまき演劇祭 「劇団 球」、24日に初登場 新しい形の朗読劇

いしのまき演劇祭に初めて参加する「劇団 球」代表の田口さん(右)=2023年10月28日、石ノ森萬画館

 県内外の劇団によるパフォーマンスで盛り上がる第6回いしのまき演劇祭(実行委員会主催)。24日には、東京から初参加の「劇団 球」がシアターキネマティカ(石巻市中央1丁目)に登場する。代表の田口萌さんは「新しい形のリーディングドラマを楽しんで」とアピールする。

 上演作品は「血-BLOOD-」(田口さん作・演出)。代理母出産をテーマに母と娘の関係を見つめる。演出がユニーク。俳優が目の前に撮影カメラがあるかのように正面を向いて演じる。台本を持たない場面もあり、球オリジナルの朗読劇だ。

 出演は田口さん、森恵さん(テレビドラマ「超獣戦隊ライブマン」などに出演)ら4人。上演は(1)午後1時(2)同4時-の2回。料金は一般2500円、U-18が1000円。球のチケット予約はinfo@gekidan-kyu.com

 球は東日本大震災後の2014年から被災地支援として石巻市を訪問、石ノ森萬画館(中瀬)でミニライブを行ってきた。今年は萬画館を運営する街づくりまんぼうの後押しもあり、初めて演劇祭に参加する。

 田口さんは「演劇祭はいろいろな劇団が全国から集まり、被災した街を芝居の面白い街に変えてきたフェスティバル。その仲間にようやく入れた。これが球だという芝居で盛り上げたい」と話す。

 演劇祭は2日に八つの劇団・演劇ユニットが参加し開幕。毎週末、シアターキネマティカを会場に上演し街を活気づけている。会期は12月1日まで。演劇祭に関する連絡先はishinomaki.engekisai@gmail.com

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